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ベバストジャパン エアヒーターでエコプロ特別賞
 独ベバスト社の日本法人であるベバストジャパン(東広島市)が手掛けるベバスト・エアヒーター「AT2000S」がこのほど、「第2回エコプロダクツ大賞」(主催=エコプロダクツ大賞推進協議会、後援=財務・厚生労働・農林水産・経済産業・国土交通・環境各省)の審査委員長特別賞を受賞。昨年12月15日から東京ビッグサイトで開催されたエコプロダクツ2005の会場で表彰式が行われた。

 エアヒーター「AT2000S」はアイドリング・ストップの状態で、トラックやバンなどの車内を快適な温度に暖めることができる小型の燃焼式ヒーター。アイドリング時に比べて燃料消費量、2酸化炭素の排出量ともに約10分の1に削減。ドライバーが寒さを我慢することなく車内での休憩や仮眠が可能なため、労働環境を損なうことなく燃費削減に加え、環境改善への貢献が可能となるスグレモノ。すでに各トラック・ディーラーを通じて販売されており、販売店やサービスショップで装着できる。また各トラックメーカーで現在、OEMオプションとしての採用も進められているという。

 一方、「AT2000S」は国交省からも省エネ機器として認定されており、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)の省エネルギー支援事業として購入費用の3分の1が補助される。その第3次公募が先に実施されたほか、各地のトラック協会でも装着に当たっての助成金設定が急速に拡大しており、すでに18道府県ト協で5000―13万円の購入補助が実現している。

 独ベバスト社は1901年創業の自動車用システムメーカーで、サンルーフをはじめとするルーフシステムでは世界的に圧倒的なシェアを持つ。ベバストジャパンは同社の日本法人として、サンルーフを中心に各種ルーフシステムを国内自動車メーカーに供給してきたが、日本での環境保護運動やアイドリング・ストップの機運が高まるなか、99年からヒーター・ビジネスにも参入。トラック向けエアヒーターは01年に取り扱いを開始し、すでに1500台以上に装着されているという。
                         
(06/01/20)
<記事提供:物流ウィークリー


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