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住友電工 「配送デス」に新バージョン 
 住友電工フィールドシステム(東京都文京区)は22日、配送計画システムのパッケージソフトウェア『配送デス』の新バージョンを来年1月より出荷開始すると発表。

 同システムは、これまで同社が長年培ってきたデジタル地図や経路探索技術と独自の最適化アルゴリズムで、車両の積載効率と巡回効率を同時に計算し、車両数最小・走行距離最短の最適解を自動立案するもの。

 配送やメンテナンス業務など、車両が巡回する業務に携わる企業で導入されており、コスト削減や顧客サービス向上、CO2削減に寄与している。
 
 今回の新バージョン『V3R7』では、立案速度の大幅な高速化と現場ニーズを反映した機能を追加。立案速度の高速化では、システム全般で大幅にチューニングを加え、立案精度を落とさず計算速度をアップし、立案時間を従来比1/2と大幅に短縮。大規模な配送シミュレーションや締切直前のオーダー追加による再計算でも、より迅速な対応が可能になった。

 また、現場ニーズに対応し、製造現場の製品仕上がり時刻を考慮した拠点出発時刻の設定を配送計画に反映させることが可能になった。

 例えば、食品加工センターの食材や印刷会社の印刷物など、配送時刻以外に仕上がり時刻も計画に考慮しなければならないケースで活用できる。

 さらに、運行時間や時刻指定などの制約を考慮しつつ、「遠くから配送する」計画も立案可能になった。渋滞を回避できる早朝や深夜の時間帯に最も遠い地点へ最初に配送し、その後は拠点に戻る途中に配送するルートを組むことができる。

 新たに付加された機能には、全車両への荷物均等割付機能や複数回転(マルチトリップ)の回転数指定、1回転(運行)あたりの稼動時間の上限設定などもある。
詳細は、同社HPhttp://www.sefs.co.jp/its/logistics 
                         
(05/12/22)
<記事提供:物流ウィークリー


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