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 温暖化防止に京都府民と企業が協力
 京都府で「京都の一般家庭が削減したCO2を京都の企業が購入することで、地球温暖化防止の輪を広げていきたい」という事業が行われている。京都府が中心となって組織された京都CO2削減バンクが実施している「京都エコポイントモデル事業におけるカーボンクレジットの販売」がそれだ。

 京都府地球温暖化対策課の奥谷三穂課長は「運送事業者の皆さんにもどんどん参加して欲しい」と訴える。「削減バンクのホームページへの掲載や認証マークの掲出などの環境アピールのほか、京都府地球温暖化対策条例の事業者排出量削減計画書・報告書への差し引き記載が可能」と奥谷課長。「最初、700世帯だった一般家庭の参加者が2500世帯を見込む」までに広がってきているという。   

  参加した各家庭では、関西電力や大阪ガスのデータを基に、実際にどのくらいのCO2が削減されたかを集計し、1kg当たり5円分のエコポイントを得ることが出来る。エコポイントは協力店や交通機関で使用でき、「地域商店街のお買い物促進や公共機関の利用促進につながる」という。企業側は参加家庭が減少させたCO2の量(カーボンクレジット)を購入し、環境アピールとして活用するというもの。 

 奥谷課長は「京都府の部門別の排出割合では運輸は全体の24.5%を占める。次回の募集は来春を予定している」と説明。「大手の運送事業者だけでなく、中小規模の運送事業者の参加が増えればうれしい」と話す。
                     (09/11/20)
<記事提供:物流ウィークリー


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