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 日立物流 米国JPH社を買収、北米物流拡大
 日立物流は6日、米国のJPホールディング(JPH)の株式を譲受することで合意したと発表。同社はJPHの株式51%を保有し、共同で事業運営を開始する。

 JPHは米国中西部およびメキシコを核とした物流ネットワークを有しており、メーカー系顧客を中心に3PL事業などを展開。08年度の売上高は約100億円で、従業員は713人。部品メーカーからミルクラン方式で集荷し、組み立て工場に一括納入する輸送サービスが強み。

 JPHを加えることで、米国中西部からメキシコに至る輸送ネットワークを構築。3PL事業に強みを持つ同社とのシナジー効果による事業拡大に期待を寄せる。

 JPHの活用によって、日米の自動車や家電、半導体などのメーカーから物流業務を受託。日立物流(アメリカ)との共同営業を積極推進し、北米全域での物流サービス向上、競争力強化を図る。

 同社は08年2月、東欧チェコの物流会社「ESA社」を連結化、今年4月に中国・河南省に合弁会社を設立するなど、システム物流事業のグローバル化を進めてきた。10年中にインドか東南アジアにも買収による拠点開設を検討している。

 今回の株式譲受による新体制の運営開始は、10月中旬を予定している。
                     (09/10/16)
<記事提供:物流ウィークリー


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