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 鴻池運輸 顧客の価値創造パートナーめざす
 鴻池運輸(鴻池忠彦社長、大阪市中央区)はこのほど、平成20年度決算概要および新中期3か年計画の概要を発表した。

 連結業績は売上高2173億3700万円(前年度2180億1300万円)、経常利益は65億2400万円(同91億8300万円)で減収減益。経済危機のなか、売上高は平成11年度、経常利益は同16年度以来の前年度割れとなった。

 同社グループは21年度から、新中期3か年計画である「エクスプレス計画」をスタート。基本方針として、(1)顧客企業にとっての「価値創造パートナー」を目標に、顧客企業と一体となって価値を創り出すスペシャリストの集団をめざす(2)ソリューション型事業営業力の強化とコンサルティング力のある人材の育成に注力する(3)収益基盤であるマルチソーシング事業の一層の強化、拡大をはかる(4)世界に展開する日系企業並びに現地企業をターゲットに、貿易業務に加え多面的な取り組みを推進する(5)物流イノベーションの担い手として、様々なサービスを組み合わせた新しい仕組みの開発と変革にチャレンジする社内風土の醸成(6)次世代を担う新たな中核事業の構築に取り組む。

 信頼性と安全性の鴻池運輸グループブランドを確立し、世界リーチのオンリーワン、ナンバーワンの物流会社をめざすとしている。
                     (09/07/10)
<記事提供:物流ウィークリー


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