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安売り激戦区 行列のできるSS 
 山陽道・山陽インター(赤磐市)の周辺から、旭川沿いに岡山市街地方面へと走る県道の一帯が現在、燃料油の『安売り激戦区』の様相を見せている。安さをアピールするSSのほとんどがセルフ形式だが、なかにはトラック事業者とも付き合いの深い大手ディーラー系のSSがあり、そこはフルサービス店。ラクではないだろうが、顧客獲得をめぐって激しい競争が展開されているようだ。

 国体開催中の10月24日、同エリアに軒を連ねるSSを訪問してみると、最安値はオープンから間もないセルフ店でレギュラーがリッター116円、軽油は同91円。トラック事業者も馴染みの深い大手販社系はレギュラーが同117円だったが、それでも相場を考えると10円は安い。周辺に本社を構える運送会社の社長に話を聞くと「セルフ店のオープンに加え、セブン−イレブンのSSが登場してから一段と拍車が掛かった気がする。私も休日には、マイカーの燃料補給で並んだよ」という。

 これまでにもSSがコンビニのFC加盟店となって複合店を出店するケースはあったが、セブン−イレブンは昨春の埼玉での1号店を皮切りに、エクソンモービルから石油販売業務を受託する形で運営に当たっている。現在は埼玉と千葉、岡山に計3店舗がある。

 激安エリアと噂されつつある岡山の同エリアにオープンしたのは今年9月。コンビニ最大手の店舗と大型セルフ形式SSとの複合店が周辺の同業者を刺激したのは間違いなさそうだが、地元の自動車ユーザーは大歓迎。エクソンモービルによれば、「年内に関東地区で2か所、同様のセブン−イレブンとの複合店をオープンさせる予定」と話している。     
                         
(05/11/07)
<記事提供:物流ウィークリー


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