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 セイノーHD 西武運輸を子会社化
 セイノーホールディングス(田口義隆社長、岐阜県大垣市)は20日、西武運輸(古賀明典社長、東京都豊島区)の子会社化で株式譲渡契約を締結したと発表。24日付でセイノーHDが西武運輸の株式90%を取得、残る10%は親会社だった西武運輸が引き続き保有する。株式取得金額は5億6300万円だが、有利子負債151億円を引き継ぐため、子会社化に要した実際の費用は156億6300万円となる。

 セイノーが、西武運輸の株式を保有する西武鉄道から84%、西武建設から6%取得。当初は100%子会社化する計画だったが、西武グループとの協力関係を構築する観点から90%の取得となった。西武運輸の子会社である九州西武運輸、トーヨー、セントラル物流、勝沼運送、だるま屋運輸の5社もセイノー傘下となる。

 西武運輸の08年3月期の売上高は838億8400万円、営業損益は2億3900万円の赤字、純利益は5億6900万円だった。純資産は279億7200万円、09年3月末時点の従業員数は2151人。

 セイノーでは「両グループの協業で幹線ネットワークの効率化、重複拠点の統合、国内航空貨物事業の強化などのシナジー効果が十分に見込める」としている。                     (09/04/24)
<記事提供:物流ウィークリー


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