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 紀文フレッシュ ICタグで食品搬送器具管理
  紀文フレッシュシステム(志氣透社長、東京都)と紀文産業(石塚茂社長、同)は日本ユニシス(籾井勝人社長、同)と、ICタグを活用した食品搬送用器具管理システムを構築し、カゴ台車などの運用を開始した。

 紀文フレッシュシステムはカゴ台車の個体管理を実施し、台車の不足や劣化を防いできた。しかし手書きの台帳管理では作業が煩雑になるため、ICタグを活用した新システムの開発を検討してきた。

 これに対し紀文産業は、カゴ台車にICタグを取り付ける器具「輸きち」を開発。ICタグの読み取り精度、連続運用での耐久性など実際の物流現場の作業に耐えられるようにした。

 ICタグは日本ユニシスが提供し、同社の搬送器具管理ソリューション「PalleTracer」を導入。これにより3社の技術を組み合わせた効率的なカゴ台車管理を実現した。

 新管理システムでは、出庫時にハンディ型リーダライターでカゴ台車一台ずつのICタグと出荷先情報を紐付けしてシステムに登録。出荷先店舗単位で出荷台数とカゴ台車の明細を管理する。物流センターにカゴ台車が戻り、入庫の際にはゲート型リーダーを通過させてICタグを読み取り、返却を登録する。

 紀文フレッシュシステムと日本ユニシスでは、次のステップとして搬送品トレースソリューションを活用した「カゴ台車に搭載する商品のトレーサビリティー」を検討している。

                    (09/02/20)
<記事提供:物流ウィークリー


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