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 物流博物館 10周年迎え常設展を新装
 開館10周年を迎えた物流博物館はこのほど、常設展示を新装させた。わが国初の物流専門の博物館として1998年のオープン以来、これまで8万人の来館者を迎えた同館、展示内容や展示機器の陳腐化などにより今回のリニューアルとなった。

 リニューアルでは、身近な企業物流や暮らしの中の物流を紹介し、アスクルの当日配達・翌日配達の仕組みを紹介しているほか、説明パネルも全面的に入れ替え。子ども向け体験施設を充実させ、新たに体験コーナーを新設。タウンシートと指示書に基づいたトラック模型を使ったゲームや、巨大物流パズル、段ボール工作、宅配便や鉄道貨物の運転者の制服着用体験など、親子で楽しめる専用スペースを設けた。

 また、博物館の展示システムとしては珍しいサーバーシステムを採用。各種統計資料や関連映像に、来館者が館内にあるパソコンから自由にアクセスできるシステムを構築した。

 模型についても、トラックは25分の1の珍しいスケールで、集配車から3トン、4トン、10トンウイング車を新たに製作、可動式の10分の1のフォークリフトや、パレット、ロールボックス、航空コンテナなどの模型を充実させた。

 同館は1958年、日本通運本社内に設置された「通運史料室」がその基礎となっている。所蔵資料は、その多くが日通所有の資料で、文書資料約1万点、実物資料約2000点、写真資料約4万点。

 歴史を物語る資料として、古くは江戸時代の伝馬朱印状や飛脚に関する資料、広告類、荷役道具などを展示。現代の物流に関しては、空港、コンテナ埠頭、鉄道、トラックターミナルのジオラマ模型や物流に関する映像・クイズ・ゲームなどを通じて案内している。

 入館料金は大人200円で、小・中学生は100円。場所は東京都港区高輪4―7―15。 問い合わせは、電話03(3280)1616番。
                    (08/09/19)
<記事提供:物流ウィークリー


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