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 ランクス 中古トラックの買取に注力
 中古車買い取り事業を展開するランクス(東京都世田谷区)は、トラックの買い取りに力を入れている。藤本一成社長は、「どの業者よりも高い価格でトラックを買い取る自信がある」と言い切り、その秘けつを「(買い取った車を)『どこに売るか』にある」と説明する。

 同社の主な輸出先はアフリカのケニア。同社長は、同国について「世界中で最も経済成長を遂げている国の一つ」と説明。「それなのに、まだ中古トラック市場が形成されておらず、日本の車は非常に高い価格で売ることができる」と話す。「ロシアやアジア諸国市場は飽和状態。現地の人も日本のオークション相場をネットでチェックしており、もはや高く売ることは難しい」。

 海外の相場で買い取るため、「関税や、アフリカへの輸送コストを差し引いてもビジネスが成り立つ」。車検制度がしっかりしている日本車は非常に人気が高く、「トラックはもちろん、特装車なども含めて、車種を問わず高値で売れる」という。経済成長の度合いに加え、港を擁する国であったのもケニア進出の一因だが、「コンゴなどアフリカ内陸部の国への進出も考えている」という。

 なお、同社長はインターネット業界の出身。「ITとリアルを結びつけるビジネスを展開したい」と、中古車業界に飛び込んだ。「ネットを使えば、日本とアフリカでもビジネスをスムーズに進めることができる。持っているITのノウハウを生かしたい」。また、実店舗は東京・世田谷のみの展開だが、「インターネットでの集客力には自信がある」。提携業者も複数あり、問い合わせの後は全国での出張買い取りが可能。

 月間で130〜150台の買い取り台数(乗用車なども含む)を、今後は200台規模に伸ばしていく考えだ。ケニアでの日本車に対する需要は依然として大きく、「商材も増やしていきたい」とのこと。

                    (08/01/04)
<記事提供:物流ウィークリー


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