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 アスト 北港ターミナルに低温危険物倉庫
 石油化学製品を中心に海上輸送や陸上輸送、保管などを手がけるアスト(石橋明社長、大阪市西区)はこのほど、北港ターミナル(同此花区)の常温危険物倉庫「B倉庫」を低温危険物倉庫に改造。本稼働を開始した。

 今回の改造は、低温倉庫のニーズの高まりを受けてのもの。千島倉庫(同大正区)に保有していた低温倉庫を将来的に閉鎖し、B倉庫に集約する。

 1室150平方メートルの3室からなり、延べ床面積は合計450平方メートル。外装は断熱塗装が施されており、内装は断熱内壁を使用。室温は、セ氏5度から常温まで3室個別に、任意で設定できる。

 また、同社は北港ターミナル北基地に危険物自動ラック倉庫「G倉庫(仮称)」の建設を計画。11月末ごろに建築確認申請を提出し、来年4月ごろに着工、同9月末の竣工を予定している。

 延べ床面積は760平方メートル、荷さばき場は500平方メートルで、収容能力は2670ラック(ドラム缶換算で約1万1000本)。オートスタッククレーンを3台備え、コンピュータ制御で倉庫への搬出入をトータルコントロールする。ラックへの搬出入に要する平均サイクルタイムは約2.5分。

 同社の保安環境本部長兼品質保証室長の米倉秀樹氏は、「北港ターミナルの機能充実化を図り、顧客ニーズに対応し、一層の品質向上に努めたい」と話している。

                    (07/10/19)
<記事提供:物流ウィークリー


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