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 市光工業 車載用後方確認システムに新機種
 自動車用ランプやミラーの純正専門メーカー・市光工業(東京都品川区)は、車載用後方確認システム(バックカメラ)を「SAFETY VISION(セイフティビジョン)」のブランド名で事業展開。顧客からの声も採り入れて改良を重ね、9月に新バージョンを発表した。特器部の田口和義部長と、同部営業課の加瀬義明課長に話を聞いた。

 今回発表されたのは、「SAFETY VISION ST─500」。同製品には「昼間走行モード」「夜間走行モード」に加え、「白黒モード」が搭載されている。「従来、夜間はテールストップランプが赤くにじんで映像が見にくかったが、白黒にすることで鮮明になった」(田口部長)。

 また、一連の操作は、モニター前部についているボタンによって行う。同部長によると、「1ボタン1機能で分かりやすくした。走行中でも素早く、安全に操作できる」のも特徴だ。価格は、基本セットが6.1型モニター(5万400円)、カラー標準カメラ(5万5650円)、中継ケーブル(8190円)で、計11万4240円。

 また、コントローラーユニット「SAFETY MULTI VISION(セイフティマルチビジョン)」をモニターと接続すれば、後方と左・右方を1台のモニターで確認することが可能になる。通常走行中は、モニターの上半分に車両後方映像が、下半分には左右の映像が分割されて映し出される。

 ウインカーとも連動しており、「左にハンドルを切れば後方と左の2分割になる。右も同様」(加瀬課長)という。同課長によると、「従来機にもウインカー連動の機能は搭載されていたが、画面全体が切り替わっていた」。しかし、「後方・左右方向を『同時に』確認したい、という声が多く寄せられた」ことから、今回の同バージョン開発に至った。「3方向の死角をなくすことで、安全な走行に寄与する」と製品に自信を見せる。

 また、「カメラを荷台内部に設置すれば、荷崩れの有無を確認できる」という使い方も可能。同課長は、「左右、荷台内部と確認できる範囲が広がり、もはや『バック』カメラ以上の役割を果たしている」と話す。

  標準接続例は、7.0型モニター(8万745円)、後方画像用のカラーシャッター付きカメラ(6万6150円)、中継ケーブル(8820円)、「マルチビジョン」(7万3500円)、左右方向確認用のカラー補助カメラ(2個8万1900円)で、計31万1115円。

                    (07/10/19)
<記事提供:物流ウィークリー


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