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   林化成 NOx・PM低減装置の対象車種を拡大
 林化成が扱う大型車向けNOx・PM低減装置「Econix─L103」。 すでに国土交通省と八都県市の認可を受けている三菱ふそうスーパーグレート8DC11(KC─)型式エンジンに加え、同8DC9型式、いすゞギガ10PEI型式がこのほど、国土交通省の認可を受けた。八都県市の指定は現在申請中で、まずは関西・中部地区で先行販売を開始している。

 同製品は、韓国SK社が製造し、林化成が日本国内の総取扱店として販売。今年3月から営業活動を開始したが、藤本博史取締役は「需要の高さを感じている」と手ごたえを示す。「大型車は、新車購入にかかる費用も高い。走行距離が30〜40万kmであれば『まだまだ乗りたい』という声が多い」とし、「特に特装車など、費用をかけた車両は長く乗りたいという意向が強い」と説明する。

 同製品は、NOxを低減させる排ガス再循環装置(EGR)と、PMを補集除去するDPF触媒を組み合わせることで、NOxとPMを同時に浄化。装着することで車検の通過が可能となり、トラックを「延命」させることができる。

 価格は約200万円で、別途取り付け費用に約25万円が必要。「買い替えに比べると費用をだいぶ抑えることができ、メリットを感じていただけるはず」と同取締役はアピールする。現在は、限られた車種での展開となっているが、「『他の車種向けは、いつ発売になるのか』など、問い合わせは多い」。今後、認定車種を順次拡大していく構えで、最終的には全メーカーの車種で認可取得をめざす。また、バス業界への普及にも注力していく。

                    (07/09/21)
<記事提供:物流ウィークリー


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