小松リフト 新型バッテリーフォークリフトを発表 | |
小松リフトはこのほど、カウンターバランス式バッテリーフォークリフト『ARION(アリオン)』シリーズをフルモデルチェンジし、発売すると発表。都内のホテルで開いた記者発表会では渋谷武男社長が、「全力を傾けて開発した自信作。この良さを多くのユーザーに知って頂きたい」と意気込んだ。 同社がフルモデルチェンジするのは、4輪タイプで8年振り、3輪タイプでは11年振りとなる。 新型アリオンでは、水や埃の進入が少ない2つの密閉タイプの走行モーターを、左右それぞれの前輪に直結・制御させる「デュアルドライブ」を搭載。滑りやすい路面や凸凹路面でも、エンジン車に迫る優れた走破性・直進性を実現した。ブレーキには、耐水・耐久性に優れた密閉湿式のディスクブレーキを採用。屋外走行での安全確実な制動を可能にしている。 また、新たに、これまで運転者から離れてハンドル横にあった作業機操作レバーを、運転者に近い右側手元に「コンビレバー」として配置。前後進操作レバーも一体内蔵した。この結果、最小限の動きで荷役・前後進切り替えができるようになり、連続操作によるオペレーターの疲労を大幅に軽減した。 価格は230万円から。新機能を多数搭載したモデルチェンジだが、価格は従来比2万円の値上げに抑えている。 さらに、同社では世界初のバッテリーハイブリッド車も開発しており、4月からの発売開始を予定しているという。同車の電源は、走行モーター制動時に発生する電流を回収・蓄電するキャパシタとバッテリーの2系統。標準機に比べ、電力使用量を最大20%節約できる。また、急速補充電が可能な同社独自のインバーター充電器も搭載。1時間で約60%のバッテリー容量を回復でき、急な残業や充電忘れなどでも安心となっている。渋谷社長は、「グループを挙げて環境に配慮した車両の開発に取り組んでいる。今後も、メーカーとしての社会的責任を果たしていきたい」と語った。 (07/01/26) <記事提供:物流ウィークリー> |
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