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三井物産 物流事業を強化
 三井物産はこのほど、更なる物流事業強化の一環として、物流子会社である京義倉庫の強化を図ると発表。千葉県市原市に、国内最大規模の樹脂に特化した総合物流センター(市原インターモーダルターミナル)の建設を進めている。

 輸送面では、横浜市港湾局が推進中の東京湾内内航コンテナ輸送の千葉側窓口となり、横浜はしけ運送事業協同組合が運航する海上コンテナ専用バージを活用、陸送中心のコンテナ輸送を海上にモーダルシフトし、環境負荷の低減と幹線道路の混雑緩和及び輸送時間の短縮を図る。

従来、メーカー毎に行っていた物流を統合・標準化することで、スケールメリットを生かし大量輸送化を可能とし、コストセーブ、無駄の無い効率的な物流と、海上・鉄道・トラック輸送を組み合わせた環境負荷の低い物流の実現を目指す。

 敷地内には、延床面積1万坪の多目的倉庫も並行して建設中であり、2007年8月には本格稼働する予定。通常保管の他、荷姿変換などの加工業務も手掛ける。将来的には、樹脂・紛体貨物保管用のサイロ、及び貨物鉄道の引込線等の建設も計画している。輸出入・国内を問わず、樹脂物流に関するコンビナートのあらゆるニーズに対応可能な総合物流ターミナルとなります。ターミナルの保管能力は約7万5000トン、海上コンテナ年間2万本の取扱を予定し、樹脂に特化したターミナルとしては日本最大規模となる。京義倉庫全体としての3年後の売上は、173億円を見込む。

同社では京義倉庫、日東ロジスティクス、東神倉庫の物流子会社3社のシナジー効果を一層高め連結プレミアムの極大化を図るべく、持株会社として物産ロジスティクス・ホールディングスを2006年5月に設立していた。
                    (06/12/29)
<記事提供:物流ウィークリー


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