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あいさつする鈴木社長

日立物流 「関西メディカル物流センター」が稼働
 日立物流(鈴木登夫社長)はこのほど、「関西メディカル物流センター」の開所式を開催。大阪市此花区の舞洲地区に位置し、医薬品メーカーをはじめとするメディカル業界の顧客の西日本地区中核拠点として稼働する。

 同施設はプロロジスが建設し、日立物流に賃借するもの。敷地面積は約2万4800平方メートル、6階建てで延べ床面積は約5万6500平方メートル。3.5トン荷物用エレベータを3基、1.5トン垂直搬送機を12基、6.0トンドックレベラーを3基備え、接車バース数は66バースとなっている。

 同社では、各業界に適した情報システムや物流センター、輸配送網など標準インフラを構築し、共同保管や共同配送といった共同物流を提案する「業界プラットフォーム事業」を進めており、昨年4月からトイレタリー業界の顧客向けにプラットフォームサービスの提供を開始していた。今回の新センターでも、メディカル業界の顧客へ個別に最適な物流サービスを提供するのはもとより、プラットフォームサービスによる一層の物流サービスレベル向上と物流コスト低減をめざす。
 同センターの説明会も開かれ、現在、10社・7割ほどのスペースが成約されており、その中で医療品メーカーは沢井製薬、杏林製薬、シズネックス、参天製薬など8社という。執行役常務でソリューション事業統括本部長の長谷川伸也氏は、「共同化でコスト削減のメリットを出すには、8社では少ない。08年度には15社程度の共同物流を構築したい」と語った。また、センター内の売り上げを06年度は7億円、07年度は25億円、08年度は35億円を見込むとし、「今後、関東に今回と同程度の物流センターを設けたい」(同)とも語った。

 開所式で鈴木社長は「お客さんに満足していただけるサービスを提供し、成長していきたい」とあいさつ。プロロジスのプレジデント兼日本共同CEOの山田御酒氏は「今回の施設で日立物流様へ利用していただくのは5施設目となる。非常に重要なパートナーであり、今後も海外を含めてもっと協力させていただきたい」と語った。

                    (06/11/10)
<記事提供:物流ウィークリー


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