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高速道路 便利な携帯の無料充電設備
 このほど始まった番号ポータビリティ。電話会社を変える際に従来番号を持ち運びできるサービスは、さらにケイタイ市場を活気づかせている。全国をくまなく走り回るトラック・ドライバーや、それを管理する運送事業者にとってもケイタイは欠かせないものになっている。

 かつて順番待ちの列を作る光景も珍しくなかった高速道路の公衆電話ボックス。いまも売店などの片隅に数個が置かれているが、利用者の姿を見掛けることは珍しい。缶入り飲料などを手に、休憩用のベンチなどでケイタイを持つドライバーらでいっぱいだ。

 一方、気になるのがケイタイの充電。機能の向上もあって通話時間が短くなっている気もするが、充電を忘れて旅に出たドライバーにとっては切実な問題。クルマのシガーライターから電源を取れる充電器や、コンビニなどで非常用の電源も販売されているが、高速道路のサービスエリアにも、こうしたドライバーを助けるウレシイ無料の充電設備があるから活用したいもの。

 西日本高速道路によれば「主なサービス・エリア(SA)に備え付けられているようだが、実際の業務に当たっているのは西日本高速道路サービス・ホールディングスになる」とのこと。ホールディングスの話では、「利用者サービスの一環として平成14年から始めたもので、管内のほとんどのSAに設置している」という。

 また、従来は10分100円の有料サービスとして手掛けていたが、今年5月からは全面的に無料化に移行。「10分でフル充電となる急速タイプは基本的にインフォメーションがオープンしている時間帯(午前9時から午後5時)に無料開放しているが、夜間も開いているテナントに依頼して利用時間を延長しているSAもある」とのことで、「今夏から徐々に設置場所を増やしている」としている。

 一方、写真のタイプはフル充電に30分ほどが必要となる旧来設備。山陽自動車道の八幡パーキング・エリア(PA)に設置されていたが、夜間は自動販売機だけが利用できるスペースに置かれていた。同社では「ユーザーの利便性を考えてのものであり、今後はPAも含めて大半の休憩スペースへの設置を考えていきたい」と説明。

 また、「テナントがある施設内に用意することで、飲食や土産品の購入などで収益にもつながると考えている」としている。

                    (06/11/02)
<記事提供:物流ウィークリー


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