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兵庫県流入規制 違反車両が増加傾向
 古い大型ディーゼル車の運行を規制する県条例に違反して、阪神東南部地域を走行する車が増加傾向にあることが、県のカメラ検査の結果で分かった。今年2月以降は月間50台近い水準で推移している。県当局は今後も違反車両が増加するものとみて本年度中にカメラ検査の自動化など検査体制の充実を図る。

 県は、東南部地域で「自動車NOx・PM法」に準じた運行規制を04年から実施している。カメラ検査は、通行車のナンバープレートを歩道橋上などから網羅的に撮影したのち車検証と照合するもの。初度登録から一定期間が経過した大型ディーゼル車が同地域を運行していた場合、使用者への命令や荷主指導もできる。

 県大気課によると、運行規制条例が敷かれた04年10月から12ヶ月間の違反車両は県内外の車両を合わせて83台(月平均7台程度)だったが、今年に入り月30台以上で推移している。今年2月は49台、3月・59台、4月・58台、5月・46台と増加し条例施行時の7―8倍の水準だ。

 今年3月までの違反車両の府県別では県内車両が76台で最も多く、次いで奈良・34台、岡山・31台、京都・31台の順に多く、大阪府をのぞく近隣府県の車両が目立つ傾向が表れている。また、違反車両の74%は営業用で、自家用のほぼ3倍に達する。
                         
(06/08/04)
<記事提供:物流ウィークリー


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