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共栄システム 距離程表など販売開始
 共栄システム(久米治郎社長、大阪市)はこのほど、全国主要都市別距離程表、運賃料金ならびに距離程表、全国貨物自動車営業キロ程図の販売を開始した。

 これは、平成の市町村大合併で市町村名が大幅に変更されたことに伴い製作されたもので、配送時間や運賃の算出など配車業務を行っていく上での有効なツールとして期待されている。

 全国主要都市別距離程表は札幌市、仙台市、東京都、金沢市、名古屋市、大阪市、高松市、広島市、福岡市の9都市を起点にして、全国779市までの通算キロ数を都道府県別に表している。記載の通算キロ数は、主要な国道を基にして、各起点から各市役所までのキロ数を積算したもので、経由地点が表示されており最適なルートが選択されている。

 運賃料金ならびに距離程表は貸切運賃料金、引越運賃早見表、積合せ運賃早見表とともに全国各市町村(1812市町村)までの距離、経由地、経由路が記載された距離程が表示されており、また、この距離程表には距離程・基準運賃検索システムのコンピューターソフトが同梱されており、ユーザーの利便性を高めている。

 全国貨物自動車営業キロ程図は起点から全国の各市役所までの距離程が掲載されており、事務所内に張り付けられ見やすく構成。複数のトラック協会からの製作依頼も受けている。

 平成の大合併で1999年3月末の全国671市から2006年4月1日で779市と108市も増えた一方で、町村は全国2562町村から1041町村と大幅に減少。配車業務を行っていく上で混乱を来たすケースが起きていた。

 久米社長は「編集していく中で、合併で同じ読み方の市が12も存在するなど紛らわしいケースも見受けられた。日々の業務でとりわけ配車担当者、運転手、経理担当者の手助けになればと思い製作に至った」と話している。

 販売価格は、全国主要都市別距離程表と運賃料金ならびに距離程表は各2000円(税別)で、全国貨物自動車営業キロ程図は1500円(同)。
                         
(06/07/21)
<記事提供:物流ウィークリー


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