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マッドジャパン インターロックのデモ開催
 飲酒運転の根絶をめざすNPO法人MADD Japan(マッドジャパン)はこのほど、東京・日本自動車会館で『インターロック・デモンストレーション』を開催。『インターロック』とは、自動車と連動したアルコールチェッカーで、運転手の呼気からアルコールを検知すると、自動車のイグニッションキーをロックし、運転できなくするシステム。走行中も不定期に呼気チェックを促す警告音が鳴り、運転中の飲酒も防ぐ。

 同システムはアメリカやカナダの多くの州では既に法制化されており、警察や裁判所、免許センターなどと連携し、飲酒運転の再犯者に対する矯正プログラムとして成果をあげている。また、スウェーデンでは、2012年からすべての新車に同システムの搭載義務付けが決まっているという。

 同団体の代表を務める飯田和代理事長は、「日本では、長距離ドライバーの飲酒運転による重大事故が深刻な問題になっている。トラックやバスなどの営業用車両への装着が法制化されるよう、関係省庁や団体へ働きかけていく」と語った。

 「MADD」は、アメリカで我が子を亡くした母親たちが1980年に発足させた、世界最大級の犯罪被害者の救済組織。テキサスに本部を置き、全米だけでも600の支部と300万人以上の会員が活動している。飲酒運転によって生じる様々な問題に対処するとともに、未成年者の飲酒が招く悲劇をなくすため、青少年向けのプログラムを組むなど、若者の人生を酒とドラッグから守る努力を続けている。

  飯田理事長も、1997年に次女・みづほさん(享年20歳)の命を飲酒運転のドライバーに奪われており、以後、同組織の取り組みを日本で広めようと積極的に活動している。同団体のHPは、http://www.maddjapan.org/

                         
(06/06/02)
<記事提供:物流ウィークリー


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