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古賀信行部長
アイシンGMアリソン 「トラックもオートマ」
 「トラックもオートマ」。アイシンGMアリソン(東京都港区)では、このキャッチフレーズとともに、運送業界でオートマのトラックを普及させようと全国キャンペーンを展開している。「ひと昔前のオートマに対するイメージは完全に払拭してほしい」と自信を持って語る同社営業開発部の古賀信行部長に話を聞いた。

 オートマ車の特徴は
  「マニュアル車では1時間に平均266回のシフトチェンジが行われるが、オートマはギアチェンジを行う必要がない。さらに、出足が速く、操作も容易なので、平均走行時間は短縮され、運転効率の向上につながる」

 燃費が悪いというイメージが強いが
 「かなり改善されているが、たしかにマニュアル車と比較すると平均で数%負けている。しかし、維持費などのコスト削減分で十分に吸収でき、かなりのお釣りが来る」

 コスト削減とは
 「オートマは、クラッチ板の交換やクラッチシリンダーのオーバーホールの必要がない。基本的に2年に1回のオートマオイルとフィルターの交換だけで、ほぼ車両寿命までOK。メンテナンスの手間暇と費用を考えれば、燃費を考慮しても確実にモトはとれる」

 メンテナンスが難しいのではないか
 「特殊工具は必要なく、また、万一の故障の際も、自己診断機能を搭載しているため、迅速な修理が可能で、整備時間を大幅に短縮できる」

 加速が悪く、パワーがないと聞くが
 「ひと昔前のイメージ。現在は180−240PSとエンジンのパワーも十分ある。エンジンのトルクが十分にある回転域で、効率的にシフトアップしていくので、その心配は不要」

 その他の特徴は
 「これまで中型トラックには設定のなかったパーキングレンジを装備しており、乗用車と同様に、確実に駐車できる」

  オートマを採用しているメーカーは
 「日野、いすゞ、三菱ふそう、日産ディーゼルなどの国産メーカーはもちろん、ボルボなどの外国メーカーの車両でも搭載されている」

 価格は
 「メンテナンスのメリットだけで、初期費用でのマニュアル車との価格差は十分に償却できる。それ以外のメリットも豊富にあり、ぜひ、採用してほしい」

                         
(06/05/05)
<記事提供:物流ウィークリー


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