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 愛ト協 名古屋港の空コン水洗い問題の指導依頼
 愛知県トラック協会(小幡?伸会長)は1月17日、中部運輸局に、海上コンテナ輸送に関わる空コンテナ返却時の洗浄に関し、荷主への指導を依頼する文書を提出した。

 名古屋港では、ドライバーが無償で空コンテナを洗浄している状況にあり、無償の役務提供が長年の問題となっている。愛ト協海上コンテナ部会(山本敦部会長)は問題を解決するため荷主、港湾運送業者、海運業者と交渉してきたが、解決に至っておらず、今回初めて中部運輸局への申し入れとなった。

 本来は、返却したコンテナは船社管理のもとで、バンプール内で汚れを洗浄し、洗浄代はコンテナを所有している船社に請求される。洗浄後のコンテナは輸出用として利用されることになるが、名古屋港内のバンプールでは洗浄施設がない。

 輸送業者の経費負担で洗浄しているにもかかわらず、汚れが残っているとバンプールで受け取りを拒否され、再洗浄を強いられることも少なくない。時間のロスや、余分な経費がかかり、経営的にも非常に苦しい状況に追い込まれている。

 海コン部会では、洗浄設備の設置、水洗いに伴う実費が徴収できるシステムの構築、各バンプールで水洗いを実施する本来の形態で運営すべく、行政から船社、各バンプールへ指導するよう申し入れた。山本部会長は「今回初めて行政に入ってもらい、解決に向け取り組んでいきたい」と語っている。

(13/02/15)



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