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愛ト協も注意を呼び掛け
愛知県警など トラック窃盗団を摘発
 愛知県警国際捜査課と豊田、愛知両署などの合同捜査本部はこのほど、名古屋市内に住む英語教師などウガンダ人4人を窃盗の疑いで逮捕した。昨年から愛知、岐阜両県など広範囲にわたり、トラック約100台の盗難事件が起きており、被害総額は数億円に上ると見られている。捜査本部は他にも10人以上のウガンダ人グループが一連のトラック盗に関与しているとみて捜査を続けている。

 捜査本部の調べによると、4人は昨年1月岐阜県安八町の会社駐車場で大型トラック3台など時価合計1000万円相当を盗んだ。深夜に運送会社などからトラックを盗み、自分たちで運転したり、クレーン付車両に載せたりして豊田市や豊明市内にある解体場まで運搬。バーナーなどを使い、車体を焼き切りエンジンだけを取り外す特異な手口で犯行を重ねていた。取り外されたエンジンはコンテナに積まれ海外へ輸出された疑いが濃厚。

 愛知県トラック協会でも一昨年から昨年にかけて複数の会員事業者が盗難被害に遭っており、中には一夜にして4台まとめて盗まれた事業者もあった。いずれも深夜のわずかな時間帯での犯行だったという。そうしたことから同ト協では、会員事業者に対し一斉ファクスを送付するなどして盗難車両に関する情報や注意を呼びかけていた。

 4人の逮捕後も被害は収まっていないことから複数で構成する窃盗団が犯行を続けている可能性もあり、イモビライザーの装着や車庫に盗難防止装置を設置するなど、引き続き注意する必要がありそうだ。
                         
(06/03/17)
<記事提供:物流ウィークリー


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