ニュース





 SGH 決算は減収減益、女性の戦力拡大めざす
 SGホールディングスの平成24年3月期の連結決算は、営業収益8811億円(前期比1.5%減)、営業利益295億円(同2.6%減)、経常利益264億円(同1.6%減)、税引き利益61億円(同57.1%減)だった。資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額37億円を特別損失に計上したことから、減収減益となった。

 デリバリー事業は「飛脚宅配便」の取扱数量が増加したものの、「飛脚クール便」「メール便」など一部商品の取扱数量が前期を下回った。また、同業他社との競争の激化や商社系・大手通販・3PL事業など新たな事業者の台頭で、運賃は弱含みの状況で推移。  ロジスティクス事業は、円高やタイで発生した大洪水の影響を受けたものの、前期並みの営業収益・利益を確保した。

 25年3月期の業績予想は、営業収益9000億円(前期比2.1%増)、営業利益320億円(同8.3%増)、経常利益285億円(同7.8%増)、税引き利益160億円(同162.1%増)の増収増益を目指す。

 5月31日に開かれた決算説明会で近藤宣晃代表取締役は、「22年度に始めた中期経営計画『Second Stage Plan』の最終年度。事業領域の拡充と収益基盤の強化をテーマに、次期中期経営計画での飛躍を見据え、さらなる企業価値向上に努める」と抱負を述べた。

 今期は、デリバリー事業で「リバースソリューション」「エリアビジネス」などに取り組むほか、女性活躍推進に向けた「女性戦力の拡大と雇用の強化」「女性管理職創出に向けた人材育成」「家庭と仕事の両立支援に向けた制度の見直しや拡充」を行う方向で、2―3年後には、グループ収入における女性の貢献度向上を目指す。

(12/07/13)



バックナンバー

HOME会社概要サービス内容会員規約Q&Aお問合せ
お申し込みリンク集最新ニュースプライバシーポリシー