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 御殿場JCTー三ヶ日JCTが4月14日に開通
 中日本高速道路(金子剛一会長兼社長、名古屋市中区)は1月、建設中の新東名高速道路のうち、御殿場JCTー三ケ日JCT間162kmを、4月14日の午後3時に開通すると発表した。

 当初は2013年3月末の開通予定だったが地元自治体の要望など受けて、大幅に前倒しした。これにより東京ー名古屋間が10km短縮され、通行料金も大型車で1万1300円と300円の値下げ(ETC割り引き前)となる。設計上は片道3車線運用が可能だが、開通時は2車線で運用する。

 構造上の大きな特徴は、現東名よりもカーブと勾配がゆるやかなことだ。現東名のカーブの最小半径が300mなのに対し、新東名は3000mと、ほぼ直線。最大勾配も5%から2%に軽減されており、交通の分散との相乗効果によって事故の大幅な減少が期待される。燃費についても「10%程度の向上が見込める」(大須賀正孝静ト協会長)という。

 地元のトラック事業者にとって大きなメリットは、清水ー富士間の通行止めの心配がなくなることだ。この区間は海岸線と隣接し台風などの高波によって、昨年1年間だけで9回、延べ210時間の通行止めが発生。並行する国道1号も同時に通行止めとなるケースが多く、この区間を通過するには山梨県側への迂回を余儀なくされてきた。そのため迂回路として使用できる新清水ー新富士間のみの先行開通を求める声も一部では上がっていた。

 残る区間については、西側(浜松いなさJCT以西)が2014年、東側(御殿場JCT以東)は2020年の開通を目指している。 

(12/04/06)



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