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年収も減少傾向 ドライバーの過労続く

 運輸労連が毎年実施しているアンケートによると、「連続運転時間の基準内4時間以内は71.2%で、昨年より1.5ポイント改善しているが、依然として約3割弱が改善基準告示違反」という。「7時間以上」は8.6%と、まだまだトラックドライバーが「過労」状況に置かれていることがわかる。


 また、「年収300万円以下」は全体の30.0%で、昨年より1.3ポイント増加。「501万~700万円」は1.0ポイント、「701万円以上」は0.1ポイントそれぞれ減少し、全体的に年収の減少傾向が見られる。


 国交省の「トラックの過労運転による事故を防止するための安全対策の提言」の中で、ドライバーにアンケートを実施。「中小事業所では睡眠時間が短く、長距離輸送で休息期間が確保されない例があった」「交通渋滞の恒常化など不安定な交通状況のもと、荷主からの時間指定の順守やコストダウンなどを意識して、運転者が運行管理者に申し出ることなく運転を続けている例がみられた」という事例も報告されている。



(13/11/29)
<記事提供:物流ウィークリー



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