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大規模な企業誘致で活気づく茨城の事業者

 茨城県では、大規模な企業誘致が続き、雇用の創出や地元経済の活性化が期待される中、県内の中小トラック事業者も活気づいている。


 日野自動車は2020年に計画していた同社の拠点となる古河工場を「4年間」前倒しし、2016年度から稼働。「地域に溶け込む工場を目指す」という。


 自動車産業は多くの部品・部材で成り立ち裾野が広い。既に、部品輸送を行うトラック事業の間では下請け、孫請け争奪戦が始まっている。ある中堅事業者は現在、日野工場に関係する東京の物流事業者から「茨城県には車両輸送の会社が2社しかない。自走、積載問わず、今のうちに視野に入れてはどうか」と持ち掛けられたという。


 雪印メグミルクの阿見工場(阿見町)は来年3月から稼働する。プロセスチーズとマーガリンを主に製造する計画で、製造拠点を統合し、国内最大規模の基幹工場となる。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)阿見東インターから2キロと物流戦略上も好立地だ。県のこうした企業誘致の計画は現在、高速道路網の整備とともに加速度的に進んでおり、県内各地のトラック事業者も情報収集に忙しいという。



(13/11/22)
<記事提供:物流ウィークリー



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