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積み荷ごと車両盗まれ 貨物保険への加入求める荷主

 トラックの盗難が増加している。特にエンジン型式・KC(平成7年から同11年式)の車両で、コンピューター制御されていない車両がターゲットとなっているようだ。これらの車両は発展途上国で車両部品として利用されているようで、主に解体されて海コンなどで東南アジアなどに輸出されている。


 大阪府下のある運送会社では、荷主企業の荷物(建材の鉄製パイプ)が積載されたまま盗まれた。これにより、荷主企業から取引のある全運送会社に対して、貨物保険加入に関する証書の提出、未加入業者には貨物保険などへの加入を求められていると、同堺市の運送会社は語る。


 同社によれば、同じ荷主に専属傭車で入っている運送会社が、配送のため自宅近くに車両を駐車していた時に、車両が荷物ごと盗まれた。車両は十数年前の型式で、海外などでは需要のある車両だった。また、荷物についても建設資材で売りさばかれている可能性が高く、車両も荷物も見つからないのでは、と同社は語っている。


 しかし、盗難に遭った車両は運悪く車両や貨物保険にも加入していなかった。荷主企業では現在、取引のある運送会社に対して貨物保険などへの加入や確認を行っており、同社でも先日、全ての車両分の証書を提出したと話す。


 過去に自社車庫で石膏ボードなどの建材を積載していた車両が盗難に遭った運送会社では「クレーン付きの車両は輸出されたのか見つからなかったが、荷物は三重県の山中で放置されていた。一部破損もあり全て無事ではなかったが、荷物ごと盗まれれば大きな損害にもつながりかねない。それ以降、車両・貨物の保管については十分注意している」と語った。


 貨物保険については、万一の事態に備えて加入する運送会社も多いが、運賃が安く、高額にならない積載荷物については加入できない事業者も存在する。



(13/11/15)
<記事提供:物流ウィークリー



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